症状別解決
Symptoms
HOME > 動悸がする・息切れ・息苦しい

動悸がする・息切れ・息苦しい

はじめに

めまいと頭痛が同時に起こる症状は、自律神経の乱れや貧血、血圧の異常から、命に関わる脳疾患まで、さまざまな原因が考えられます。
「しばらく様子を見ても大丈夫なのか」「受診すべき症状なのか」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、めまいと頭痛を引き起こす原因や病気、すぐ受診すべき目安、めまい・頭痛の対処法についてわかりやすく解説します。

動悸の症状とは?息切れや息苦しさ、胸のドキドキ感など

動悸は、自分の心臓の拍動を自覚し、不快感を覚える症状のことです。主に心臓の拍動が通常よりも速く、強く、不規則になるなど、いずれかの状態を指します。
拍動のリズムが不規則で「一拍強く跳ねる」「脈が飛ぶ」「胸がドキドキする(バクバクする)」といった感覚が特徴です。
息苦しさを伴う場合は、呼吸が浅く、空気を十分に吸えない・吐けない、息切れするという感覚があります。
多くの場合、一時的な体調の変化によるものですが、循環器系疾患や呼吸器系疾患などの原因も否定できません。激しい運動をしていないのに数分以上も症状が持続する場合や、胸の痛み、冷や汗を伴う場合は、早めに医療機関に相談しましょう。

動悸・息苦しさを起こす原因

原因① ストレスや緊張など一時的なもの

強いストレスや緊張などの負担がかかると、自律神経のバランスが崩れ、心拍数が上昇したり呼吸が浅くなったりします。
過労や睡眠不足でも動悸を自覚することがあり、多くは一時的なもので時間とともに症状は軽快することが多いです。
そのほか、カフェインやアルコール、喫煙などの刺激で一時的に心拍や血圧が上昇し、動悸の自覚症状を覚えることがあります。
また、更年期や妊娠中の方は、ホルモンが変化して心拍や呼吸感覚が過敏になるタイミングのため、症状が持続することもあります。

原因② 薬剤の副作用によるもの

気管支拡張薬や甲状腺ホルモン薬の一部は、副作用として動悸を感じることがあります。
薬の量や種類を変更するなどの対応が必要になります。ただし、自己判断で中止せず、薬を飲んで動悸を感じたら処方医や主治医に相談しましょう。

原因③ 病気によるもの

動悸が起こる背景として、病気が隠れているケースも否定できません。
動悸を伴う病気には、狭心症や心不全をはじめとする心疾患、肺炎や慢性閉塞性肺疾患(COPD)といった呼吸器系疾患など、さまざまな病気が考えられます。
心不全は体重増加や夜間の呼吸困難、狭心症は冷や汗や胸の圧迫感といった症状を伴うことが特徴的です。
また、貧血や甲状腺機能亢進症など、心臓や呼吸器以外の病気が原因で動悸を伴うこともありますが、適切な治療や生活環境の見直しによって、症状の軽減が期待できます。

動悸・息切れ・息苦しさを感じるときに考えられる病気

狭心症・心筋梗塞

狭心症は、「冠動脈」とよばれる心臓の表面を覆っている血管が狭くなる病気です。冠動脈が動脈硬化により狭くなり、心臓に十分な血液や酸素を送れなくなることで、胸の痛みや圧迫感を引き起こします。
また、冠動脈が完全に塞がる心筋梗塞も含め、これらの病気では動悸を伴うことがあります。
動悸のほかに、胸の痛みや締め付け、息切れ、冷や汗などの症状を伴うことが特徴です。

心不全

心不全は、心臓のポンプ機能が低下した状態です。
狭心症や心筋梗塞、高血圧症などあらゆる病気が原因で起こるもので、動悸や胸の苦しさのほか、原因疾患の症状が現れます。
また、初期は身体のむくみや息切れなどを感じるようになり、症状が進行するにつれて、命に関わる重篤な状態に陥ることもあるため、早期に治療が必要です。

不整脈

不整脈は、心臓の拍動リズムが不規則になっている状態のことです。人によって症状はさまざまで、脈が速くなったり、遅くなったり、脈が飛んだりします。
不整脈は心臓の異常によって起こることが多く、狭心症や心筋梗塞といった冠動脈疾患のほか、自律神経の異常、薬の副作用などさまざまな要因によって生じます。
特に、不整脈のひとつ「頻脈性不整脈」は脈が速くなり、動悸を伴うことが多いです。

心臓弁膜症

心臓弁膜症とは、心臓にある血液の逆流を防ぐ弁が硬くなったり開きにくくなったりして、血液が逆流したり血流が滞ったりする病気の総称です。
心臓には4つの弁があり、どの弁の異常かによって種類が分かれ、心臓弁膜症が進行すると心不全に至る可能性があるため注意が必要となります。
加齢や病気などを原因として起こることがあり、無症状の場合もありますが、動悸や息苦しさが現れることもあります。

高血圧症

高血圧症は、慢性的に血圧が高くなる病気です。塩分の摂りすぎや肥満、喫煙などの生活習慣の乱れのほか、腎疾患などの基礎疾患が原因で引き起こされることがあります。
自覚症状がないことがほとんどですが、常に大きな負担がかかることで心臓が疲弊し、動悸や頭痛、めまいといった症状を引き起こすケースもあります。
高血圧症を放置すると、血管が硬くなる動脈硬化を起こすリスクがあり、脳卒中や心臓病などの合併症につながる可能性もあるため、早期に対処することが重要です。

気管支喘息

気管支喘息(きかんしぜんそく)とは、アレルギーなどが原因で、気道が慢性的な炎症を起こし、咳や痰、息切れが続く病気です。
喘息の人は、健康な人と比べて気道が狭くなっており、空気が通りにくい状態です。健康な人なら何とも感じないほこりやタバコなどの刺激でも発作が起きてしまいます。
主な症状として、急な咳き込みや息苦しさのほか、動悸が起こることもあります。

バセドウ病

喉のあたりにある甲状腺から分泌されるホルモンが過剰になり、全身の代謝を異常に活発にさせる病気の総称を「甲状腺機能亢進症」と言います。主な症状として、動悸や体重減少などがあげられます。
また、バセドウ病は、甲状腺機能亢進症の代表的な病気で、目が出てくる眼球突出はバセドウ病の症状のひとつです。
そのほか、息切れや手足のふるえ、倦怠感、多汗などのさまざまな症状が現れます。

低血糖

低血糖は、血糖値が正常範囲を下回った状態のことで、動悸や冷や汗、けいれん、手足のふるえ、ふらつきなどの症状を引き起こします。
特に糖尿病の治療薬を飲んでいる人やインスリン注射を行っている人で、食事の量が極端に少なかったり、運動量が多すぎたりする場合に低血糖になりやすい傾向があります。

肺塞栓症

肺塞栓症は、主に足の深部静脈内にできた血栓が剥がれ、肺動脈に流れ込んで肺の血流が阻害される病気です。血液に酸素をうまく取り込めなくなることが特徴で、「エコノミークラス症候群」ともよばれます。
肺塞栓症の主な症状は突然の呼吸困難ですが、動悸や冷や汗、倦怠感などの症状が見られ、重症例では失神に至ることもあります。

肺炎

肺炎は、肺の内部に病原性微生物が侵入することで起きる急性の炎症のことです。咳や痰、発熱、呼吸困難、動悸などの症状がみられます。

心因的な疾患(うつ病、パニック障害など)

静かな場所にいるとき、苦手な場所にいるときなどに動悸を感じる場合は、精神的なものも考えられます。
心因的な動悸は一時的なものもあれば、精神疾患の症状として現れている場合もあります。
動悸を伴う精神疾患として、例えばうつ病やパニック障害、PTSDなどがあげられますが、いずれも原因や症状は異なるため、専門の医療機関で検査を受けるのが重要です。

動悸や息切れの検査・診断方法

医療機関では、動悸の原因を調べるために、安静時心電図で不整脈や心筋に電気的異常がないか確認するのが一般的です。
発作的な動悸で診察時に症状が出にくい場合は、24時間記録できるホルター心電図を使用する場合もあります。
また、心臓超音波検査、胸部レントゲン、血液検査なども行われます。

当院では、心電図の検査を行っております。精密検査が必要と判断された場合は、患者さまとご相談のうえ、江戸川区医師会医療検査センターへの紹介を行っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

動悸を感じたときの対処法

動悸や息切れを感じたときには、慌てず以下の対処法を試してみてください。

  • 深く息を吸う
  • 安静に過ごす
  • 水分補給する

ストレスや緊張による動悸の場合、深呼吸は心拍数を落ち着かせてリラックスするのに役立ちます。肩の力を抜いて、ゆっくり長く息を吐いて、自然に吸う腹式呼吸を数分程度行ってください。
激しい運動や脱水症状は、動悸や息切れを引き起こす可能性があるため、水分をこまめにとって、安静にできる場所で横になったり、楽な姿勢になったりしましょう。
それでも症状が改善しない、あるいは一時的におさまってもすぐに動悸がする場合は、医療機関に相談することが大切です。
ただし、心臓の病気(心不全など)が原因で息苦しさが起きている場合、過剰な水分摂取は心臓の負担になることがあるため、自己判断での飲みすぎには注意が必要です。

動悸・息苦しさを感じるときに避けるべき行動とは?

動悸や息苦しさを感じるときは、以下の行動は避けましょう。

  • 就寝前にスマホを使用する
  • 長時間同じ姿勢で過ごす
  • カフェイン、アルコールを摂取する
  • 喫煙する

自律神経を整えて、動悸や息苦しさの症状の緩和を目指すことが大切です。就寝前30分はスマホやPCなどのディスプレイ機器の使用を避けましょう。日中は長時間座りっぱなしなど、同じ姿勢を続けないようにし、短い休息を挟むことも大切です。
また、カフェインやアルコール、喫煙は、心拍と血圧を変動させる可能性があるため控えるようにしましょう。

動悸がするときの受診の目安は?息切れを伴う場合は注意

以下のような症状を感じたら、医療機関の受診を検討しましょう。

  • 動悸が日単位で反復する
  • 動悸が数週間以上続く
  • 安静時にも動悸がする
  • 激しい動悸が30分以上続く
  • 吐き気がする
  • 胸や背中も痛む

上記のように、緊張や運動をしているわけでもないのに、動悸がする、日単位で動悸が繰り返される場合は受診を検討しましょう。

特に、強い胸の痛み、締め付け感、呼吸困難、めまい、失神などは危険な症状と言えるため、ためらわずに救急車を呼びましょう。

動悸を感じたら何科を受診すればいい?一般内科や循環器内科、呼吸器内科など

動悸を感じたら、まずは内科、循環器内科、呼吸器内科の受診をおすすめします。
動悸や息切れの原因には、心臓や肺などさまざまな病気が考えられます。
内科では血液検査やレントゲン、心電図などの検査を行って考えられる原因を総合的に判断し、必要に応じて専門の診療科を案内することが可能です。

江戸川区西葛西の内科なら当院へご相談ください

動悸や息切れ、生活習慣病でお悩みなら、新葛西クリニックへご相談ください。
当院は西葛西駅南口より徒歩5分の場所に位置しています。

また、心電図などの各種検査に対応している医院で、患者さまの不安に寄り添い、しっかりと説明を行う診療に努めています。
精密検査が必要な際は、江戸川区医師会医療検査センターへのご紹介も可能です。少しでも不調を感じたらお早めにご来院ください。

監修医師情報

楠目 節晃のイメージ
理事長

楠目 節晃

(医療法人社団楠目会 新葛西クリニック院長)

昭和59年埼玉医科大学医学部卒業。埼玉医科大学医学部第三内科研修医を経て、平成元年より新葛西病院院長、平成9年より新葛西クリニック院長に就任。江戸川区葛西生まれであり、40年以上にわたり地域の一次診療から人工透析まで幅広く地域医療に貢献している。

診療予約・
お問い合わせ
03-3675-2511